3年ぶりに全国の仲間がここに集う! ~第72回全国建築板金業者静岡大会~

 富士の国、静岡県にある「ツインメッセ静岡」にて第72回全国建築板金業者静岡大会が5月19日に開催された。近年のコロナ禍の影響で一昨年の開催予定から2度の延期を経て3年ぶりの集いとなった。

 我々、埼玉県板金工業組合は前日18日の朝に大宮駅西口に集合し大型バスに乗り込む。事業委員会・濱谷理事の司会で静岡の地へ向けて出発した。遠方の全国大会は前泊をして親睦旅行を兼ねての行程となるのが通例である。バス一行は静岡の地へ入るとランチに御殿場高原ビールで静岡地ビールを飲み放題(吞みすぎ)、三保の松原(松は最高、富士山絶景は見えず残念)、日本平のロープウェー(まずますの絶景)、徳川家所縁の久能山東照宮で参拝(みんな銅板の屋根をみていた)、夜の宴会は徳川慶喜公の屋敷跡に構える老舗料亭で舌鼓、といった初日は清々しい青空の中気持ちよい観光と仲間との親睦を深める素晴らしい時間となった。

 二日目、今日も晴天。いよいよ本大会に向けて宿からバスで出発し会場へ向かった。到着すると来場者は検温と消毒の感染対策をして入場。そもそも今回は3回目のワクチン接種など一定の条件を満たしていないと参加ができないという徹底ぶりだが、ツインメッセ静岡には全国各地から板金屋さんがぞくぞくと集まってくる。やはり3年ぶりの開催にはそれぞれが何か心躍るものがあるのだろう。我が県板は本部バス組24名、支部単位や個人で会場へ向かった総勢43名で参加した。いよいよ大会式典。心の中で歌う国歌斉唱、組合参加紹介はまとめて紹介し「オーッ!」といういつもの掛け声の代わりに大きな拍手にするなど感染対策に工夫がされながら進行した。その中で天野宏昌大会会長(全板連理事長)は、「キツイ・汚い・危険」の3Kといわれる現場仕事だが、これからの時代は「給与が高い・休暇がとれる・希望が持てる」の3Kにならないといけない」と、また来賓の石破茂衆議院議員は「日本の一番の問題は人口減少、このままいくとあと80年で6000人、今の半分になってしまうので何としても食い止めなければいかん」と、松浦源理事長(開催地理事長)はコロナ禍で2回の延期からの開催ということで感無量の上、関係者への深い御礼を述べられていた。

 今回の大会テーマは「剛健さと、しなやかさ 次世代へつなぐ 建築板金の強みと魅力」まさに、様々な課題を踏まえながら希望をもって業界を変えて行こうとする参加者の気概と熱気を肌で感じることができた大会参加となった。

そして来年は首都東京で開催される。一年後の全国大会にも多くの仲間で楽しみに参加し、全国の仲間に会いに行きたい。